年の瀬になると急にスーパなどでも目にするのが鏡餅ではないでしょうか。
どのご家庭でも年の瀬になると鏡餅を飾るという昔からの風習は今でも当たり前のように行われております。
ただご家庭でも職場でも鏡餅、買ったはいいけど、
どこに飾るのか?
どのように飾るのか?
飾る方角などはあるのか?
と疑問に感じたり迷った経験はないでしょうか。
そんな疑問について解決していきたいと思います。
では見て見ましょ~(^ω^)
生活の様々なマナーの色々を解消する記事をまとめてます( -`д-´)キリッ
鏡餅を仏壇の飾り方は?
まず仏壇に飾る場合は床の間に飾るような大きめの鏡餅ではなく小さめの鏡餅を飾りましょう。
もし鏡餅を飾る場所がなく唯一仏壇だけしかない場合では大きめでもかまいません。
飾り付けは三方(三宝)に四方紅や奉書などをしき、その上に鏡餅を置き飾ります。
三方(三宝)とはお盆の下に台座が付いた物で材質は檜や杉で作られた物でしたが最近では簡単に厚紙などで出来た使い捨て感覚の物が購入した時に付いてくるのでそちらを代用する事が多いです。
台座には飾り穴がありますが、この飾り穴がない面を仏壇に向けて飾ります。
四方紅とはお供え物や鏡餅を乗せる色紙の事です。
回りを赤く縁取った紙でこちらも最近では購入した時に付いてくる物が多いです。
本来この四方紅とは無病息災を祈念する意味があるようです。
他には
●昆布(こんぶ)日本人にとって馴染み深い食べ物で、縁起物として広く知られております。
昆布は別名「ヒロメ」ともいい結婚式の「お披露目」の語源ともなっているようです。
●御幣(ごへい) | 白や赤、金銀などの紙を交互に折られた物でお祓いや清浄な場所で神様を願い祈念する物です。 |
●橙(だいだい) | 代々栄えるという語源になった物で縁起物として飾りに使われてます。 みかんで代用される方もおりますが本来は代用が出来る代物ではないようです。 |
●裏白(うらじろ) | 裏が白い植物です。 白髪になるまで長生きの意味があり縁起の良い物です。 |
他には干しスルメや海老、稲穂などもお供えする風習もあるようです。
私個人的にもそうですが最近では簡単にお供えするご家庭が多いのであまり豪華にする必要はないかもしれませんが正しい日本の風習を知った上で新年を迎える方が縁起の良い年になるかもしれませんね。
鏡餅を置く方角
そもそも方角なんてあるの?って思うかもいれません。
今まで床の間や仏壇もしくは神棚に飾って終わり!でしたので方角なんて気にした事ないって方多いんじゃないですか。
実は「恵方」に飾るのが正解のようです。
恵方とは恵方巻などで知られていますがその年の吉方の方角を指します。
鏡餅は歳神様を迎い入れ正月期間、お住まいとして利用して頂く意味であります。
歳神様は各家庭に来訪され一年の健康と幸福を授けてくれる神様で小正月1月15日に還られます。
この歳神様が来訪される方角が恵方なのです。
恵方は毎年変わりますので事前に調べる必要があります。
鏡餅はいつまで飾る?
鏡餅を飾ると一気にお正月気分になりますよね。
会社でも鏡餅があるだけで、すでに正月休みの気分になります。
それだけにいつまで飾れば良いのか?いわゆる引っ込めどころが判らない!てのが実情ではないでしょうか?
良くあるのが、上司が「そろそろ、これいらないんじゃない?」なんて言葉がキーワードになり片付け出す事が多いんじゃないでしょうか?
鏡餅はまず”いつから飾るか“ですが早い分には問題ないようですが、地域などで違うようです。
基本的には末広がりの28日に飾るのが良いとされるそうで逆の29日は9(苦)という事で避けるべきとあるようです。
30日は問題なく、31日は1夜餅となりあまりよろしくないとの事です。
次にいつまで飾るかですが、先程、書いたとおり鏡餅は歳神様へのお供え物です。
歳神様がおられる「松の内」1月7日までは飾っておきます。
その後はお餅を食べるのが鏡開きとなるのですがこの鏡開きは地域によって違い1月11日や⒖日に行う事が多く1月⒖日は小正月で歳神様が還る日なのでそれまで待っているのかもしれませんね。
いかがでしょうか?
上司に「そろそろ鏡餅、下げてもいいんじゃない」って言われても「いえ、まだ歳神様のおられる松の内は過ぎてませんので下げるなんてもっての他です。」なんて言えたら、かっこいいですよね!
「おっなんか詳しそう!」
なんて言われるかもしれませんよ。(・∀・)ニヤニヤ
さいごに
どうでしたでしょうか?
お正月の古来から伝わる行事で一つ一つ意味があります。
せっかくの新年を迎える日なので縁起の良い一年にしたいですよね。
やり方は地域でも違いますが宗教でも違うようです。
細かく言えば各ご家庭でも風習が違うのでどれが正解とは言えませんが健康と幸福を祈念して歳神様をお迎え出来れば一番良いのではないでしょうか?
皆さまに良い一年を迎えれるよう参考になれば幸いです。
それでは、また(´∀`*)ノシ
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