日本の古くから伝わる風習は家族や子供の健康や成長を見守る大事な“ならわし”です。
でも、そうとわかっていても面倒なのが色々とルールがある事!
今回はそんな古くからある日本の風習で誰でも馴染みのある“雛祭り”ですが雛祭りの事どれくらい知っていますか?
「3月3日にやるのでしょ!」
「雛人形ってずっと飾っていると結婚できないのでしょ!?」
「実家には床の間があったけど、内には床の間がないのだけどどこに飾ればいいのだろう?」
今回はそんな雛人形についてご案内していきます。
では早速見て見ましょ~(`・ω・´)
雛人形についての色々を解消する記事をまとめてます( -`д-´)キリッ
雛人形の飾る方角はあるの?
結論から言うと“南側”が好ましいとの事です。
理由は神棚もこの南側が良いと言われておりますが雛人形の内裏雛(だいりびな)は天皇・皇后をあらわしています。
向かって左が内裏雛、右がお雛様となりますが天皇陛下は南側に座る事で君主の地位を象徴する事から南側を縁起が良いものと言われています。
しかしながら最近のお家事情もありこの南側にスペースなんてないよ!
という方は元々、神棚は南側かもしくは東側が良いと言われております。
その為、“東側”でも良いでのですが、実のところ方角に厳密な決まりはないようであまり気にする必要はないようです。
「出来れば南側か東側って事でしょ?無理ならどこでも良いの?」
方角を気にするよりも気を付けて頂きたいのが雛人形が繊細であるという事です。
湿気やカビ、直射日光は痛みの原因となりますのでそういった場所は避けた方が良いのですが
「でも窓側が南なのだよね」
窓際は結露など湿気の原因となりますし直射日光により雛人形を痛める原因となりますので例え南側か東側であっても避けた方が良いと思います。
雛人形の赤い布はどうすればいい?
「なんで赤いのかね?」
以前、父が言っていました。
「?」
「絨毯が赤いのはレッドカーペットのような物か?」
なんて事を言っていたのを思い出しました。
決まりと言えばそれまでなのでしょうが・・・
この赤い絨毯は緋毛氈(ひもうせん)と言います。
赤は昔より生命力の強い、魔除けの色と言われていました。
その為、橋の欄干や神社の鳥居にも赤が使われているのですね。
お雛様は女の子の健康を願い厄災を払いのけるものと言われていますので敷物に赤い色を使われているのです。
この緋毛氈は茶道の茶室や寺院の廊下、旅館や婚礼のディスプレイとして使われており、意外に日本人には馴染みのある物なのですがあまり意識していないと気付かない物ですよね。
この緋毛氈は羊の毛などを薄く板状の繰り返し押し固めて作られた物で繊細な物です。手入れ方法は洗濯やクリーニングは絶対のせずに擦るような動作も厳禁です。
手入れ方法の注意点
・掃除機で軽くゴミを吸い取りますが回転ブラシやブラシを使った擦る
動作のある物は避けます。
吸引力を弱めパイプで吸い取ります。
・毛玉や毛羽立ちがひどい場合は毛を抜かずハサミで刈り取ります。
・シミが付いた場合は少しでも早く取ってください。
・シミが付いた場合は柔らかい布をお湯で浸し固く絞り上から
叩くように汚れを落とします。
その後、乾いた布で軽く叩くように水分をとり、
この作業を繰り返します。
・洗剤を使う場合は毛糸洗いようを薄めて使用します。
・乾燥はドライヤーや直射日光で行うと変色や縮みの原因と なりますので室温で自然に乾かします。
「大変そう・・・」
そうですよね。
確かに大変そうです。
汚さないのというのが一番の良いのですがもし汚れた時はご主人にお願いしましょう!
「シミ取り大変だけど、可愛い娘の為にお願い! 大変な作業なのは娘への愛情の証!お願い!」
なんて事、言えば
「それなら任せとけ!」
と恐らく言ってくれるはずです。
男性の多くはこだわりを持つ方が多いので一度作業を始めると徹底的に行う方も多いのです意外にもこういう作業は向いているかもしれません。
雛人形の収納飾りの飾り方は?
最近のお家事情もありよりコンパクトな収納飾りも増えています。
収納飾りは収納ケース自体が飾り棚となっているので比較的コンパクトに収まり場所の確保も容易にできます。
収納飾りの利点は
・収納ケース自体が飾り棚となっているので床に飾っても見栄えが保てる。
・飾りつけや片付けが簡単にできる。
収納飾りにはガラスやアクリルなどの透明ケースが付いた物もありケース飾りとも言われます。
ガラスやアクリルなどの透明ケースに囲まれている為、埃や汚れから雛人形を守る事ができます。
「でもコンパクトなのはいいけど、やっぱり見栄えがねぇ・・・」
やはり大きい雛段の物に比べると華やかさやインパクトは落ちますよね。
私も小さいとき親戚の家に行った時、大きい雛段が飾ってあり圧倒された記憶がありました。
良い物は良いのですがそこは現在のお家事情などと相談したいところですね。
しかしながら収納飾りも色々ありまして内裏雛様とお雛様2人の飾りや5人飾りでお道具が付いていない2段飾り、5人飾りでお道具が付いた5段飾りや秀麗雛15人揃いまであります。
飾り方はやはり大きさや高さですが収納され大きさで場所を確保してしまうといざ広げた時に広げきれないというケースもありますし見栄えを考えると少し余裕のある空間を確保した方が良いかと思います。
ですので、置く場所の広さを考えて購入すればある程度2段飾りなのか3段飾りなのかと絞られてきます。
高さですがコンパクトであるが為にあまり高い位置に置くと目立たなくなってしまいます。
床に置いてもある程度、見栄えは良いのですが少し高さがあった方が見栄えが格段に良くなります。
目安は座った時に目線より少し低めの高さがベストかと思われます。
その方が上から見下ろす形になる為飾り付けの華やかさが目立ちます。
カラーBOXや箱などを下に敷いて方さを作る方法も手だと思います、その時は先程、書いた緋毛氈をカラーBOXや箱に敷きその上に雛人形を飾ると見違えるとように華やなさが増します。
あとは工夫次第ですが最近では100均でも季節物のディスプレイなども販売されているので雛人形に横のスペースに飾るのも良いのではないでしょうか。
さいごに
どうでしたか?
雛人形は飾るのも仕舞のも実に大変だった記憶があります。
父と母と私で飾ったり仕舞ったりと。
でも今思えば、大変だったからこそ有難味があり大事に一緒に仕舞ったりしたからこそ両親の愛情を感じていたのではないかと思います。
私の個人的なおススメは一緒に飾り、一緒に大事に仕舞うという事だと思います。
参考になれば幸いです。
それではまた(´∀`*)ノシ バイバイ
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