お中元は古くからある風習ですが仕事上でお世話になった方や
お稽古の先生、離れて暮らす家族や親戚に贈る事が多いです。
それだけに礼儀を知った上で贈らないと恥ずかしい思いを
する事もありますよ!
だけどそんなお中元ですが、贈ったはいいが返ってきた!?
そんなイレギュラーに直面した時どうするか?
今回はお中元が返品された時のお話しをご案内していきたいと思います。
お中元について色々まとめてます( •̀ ω •́ )✧
お中元が不在返品の時は?
お中元が返ってくると
「えっ!?・・・なんで」
戸惑ってしまいますよね。
贈ったお中元が返ってきてしまうとなんだか寂しい気分になりますよね。
それよりも相手側はお世話になった方や上司であれば、もう一度贈っても良いのか?
とか受け取りを拒否?された!?なんて勘ぐってしまいます。
まず返ってきた理由を考えましょう。
・不在でかつ忙しく不在通知票に対応できなかった。気づかなかった。
・受け取りを拒否された。
多くはこの2点になると思います。
受け取り拒否の場合は返品理由に受取拒否と記載がされるので
それ以外であれば不在であった可能が高いと思います。
・不在であった場合
一人暮らしであったり、たまたま週末家族で出かけてあったりと
タイミングが合わず受け取れなかったというケースは決して
珍しい事ではありません。
休みの日などに合わせて再配達を依頼したかったけど、仕事の関係で
中々、時間の都合が付かないとか、不在通知票を見落としていたなど
もあり先方も悪気があって受け取っていない訳ではないので(多分・・・)
あまり深読みしなくても良いのではないでしょうか?
・受け取り拒否の場合
受け取り拒否に関しては配達業者の方が理由を軽く聞いてくれる場合が
あり返品理由などに記載されているので内容で今後の行動も判断できるかと思います。
理由は様々でしょうが思いつくまでに
・手渡しを基本とするお中元を配達するなんて礼儀知らずだから受け取らない。
・認識のない人だから受け取らない。
・仕事の所属上、利害がある為受け取らない
・贈り主が嫌いだから受け取らない。
などが考えられます。
配達を礼儀知らずと考える方であれば、簡単です。
手渡しをすればOKです!
ただしご無礼に対してのお詫びの言葉とお詫びの言葉を添えた
送り状を添える必要があります。
このような方は礼儀や作法を重んじる方なので
お詫びの言葉を添え丁寧に手渡しをすれば
理解して頂ける事が間違いなくできるはずです。
認識がない人と思われている場合は沢山の部下を抱え直属の上司では
ない為、名前まで覚えていないなどが考えられます。
一番良い方法はやはり手渡しをする事です。
手渡しをするメリットは名前と顔を再認識してもらう良い機会です。
「先日、お中元をお贈りさせて頂きましたが私の不徳にいたすところ
大変、ご迷惑をお掛け致しまして申し訳ございません。
此度、私の名前と顔を覚えて頂ければ幸いと持参させていただきました。
先日はお忙しい身と存じましたので、大変不躾ですが配達させて頂いた事
をお許しください。」
と一言添えれば、次回からは名前を見れば、
「あーあいつか」
となってくれるはずです。
・仕事の所属上、利害がある為受け取らないというケースも
珍しくありません。
例えば人事など査定を評価する相手であれば人事評価への影響など
多くの人をフラットに見る必要があります。
また、偶然にも良い評価を付けた人がお中元を贈っていた人なんて
事になると、「あれっあいつ優遇されたのではないか?」
とあらぬ疑いを掛けられる事を避ける為にも
お中元を辞退する事があります。
相手側も贈ってくれた事に変な捉え方はしていないのですが、
いわゆる言葉は悪いですが“賄賂”のような捉え方でしょうか。
こういった場合は自分の配慮が欠けていた言葉を添え暑中お見舞いと
して葉書だけ送ると良いです。
私も以前の職場で似たような事がありました。
お中元を贈ったあと、連絡があり贈ってくれた事への感謝と
上記のような内容を伝えられ今後は贈らなくても大丈夫です。
といった言葉を選んで頂いた内容でした。
お中元自体は受け取って頂けましたが翌年からはお中元は
贈らず暑中お見舞いだけ送るようにしました。
・贈り主が嫌いだから受け取らない。
どうして嫌われているのか?疑問ですよね。
多分送り主の方も嫌われていると知っていればわざわざ贈ったりも
しないはずですから。
もし社交辞令として贈るのであれば、贈る必要はないかと思います。
逆に贈る事で相手を不快にさせる可能性もあります。
もし今後の関係を修復したいのであれば、贈り状を手紙として
送るのはどうでしょうか。
相手も大人なので関係を修復したいという気持ちが伝われば嫌な気分で
はないはずです。
お中元再配達はしても大丈夫?
再配達で問題ありません。
ただし贈る物が生もので時間がたっているようであれば
再配達をせず暑中お見舞いで別機会として贈った方が良いかもしれません。
「再発依頼するなんて何度も贈っているようで
しつこく感じられませんか?」
しかし不在であり、不在通知票に対応できないほど忙しいのか
不在通知票に気づかない環境であるか、いずれかに該当すると考えらます。
例えば、一度に大量の郵便物が届くご家庭であったり、
届いた郵便物をまとめて後で確認する為に放置したり、
またはご家族の方が郵便物の確認をするけど本人に伝え忘れている
など割りとあるケースです。
そういった場合も考えられるので再配達の依頼をしても
“しつこく”なんて事にはありませんから安心ください。
もし良く話す間柄であれば、事前に確認をしていつごろなら自宅にいるのか
何時頃なら手が空いているのかなど、お伺いをたてた上で再配達を
行うと良いでしょう。
お中元は手渡しが基本ですので、良く話す間柄であれば
直接手渡しをしても良いかと思います。
勿論,荷物になるから配達にしてくれ!と言われるかもしれませんが。
最近では再配達が多く配達業者さんの負担が大きいと良く言われております。
その為、都合の良い日をお伺い出来ればその日に合わせて
配達を依頼すれば配達業者さんの負担も少なく受け取り側も
安心して受け取れるのではないでしょうか。
お中元のお返しに回す時には?
「返ってきたお中元を他に回したりお返しに使うのもどうなの?」
いわゆる使い回しという奴ですが
お中元はお世話になった方への感謝の気持ちを贈るというのが
前提となります。
そのお返しに返品されたお中元を贈るというのはちょっと気がひけます。
気持ちの問題もでもある為、包装紙まで未開封であればそれも可能では
ないでしょうか?
しかし一般的にマナーに欠けるという意見が多いのが事実です。
私も人から頂いた物は決して他の人にあげたりはしません。
何故なら自分が上げた物を人に上げていたら嫌な気持ちに
なってしまうからです。
勿論、上げた以上はその人の物なので、どうしょうとその人の
自由ではありますが、やはり良い目で見られる事はないですね。
しかしながら人によっては使い回しが良い言われる方もいるそうです。
祝儀袋は“御祝いが重なる”という意味で喜ばれたりお中元も親戚の間であれば
問題ないという方の意見もあるのが事実です。
しかし親戚であっても千差万別、親戚の誰々は気にしないけど
誰々は気にするなどがあって当然ですので見極めてから使い回しを
するかどうか決めた方がよさそうです。
さいごに
贈る側も人間でしたら受け取る側も人間です。
お中元は感謝の気持ちを贈る物なので
お互い相手の気持ちや思いやりを持って
贈りたいですし、受け取って頂きたいものですね。
参考になれば幸いです。
それではまた(´∀`*)ノシ バイバイ
コメント