適度な緊張感は、気持ちを引き締めてピシッとした感覚になりますよね。
ですが、緊張が過度になると、震えや腹痛など体や心に影響を及ぼしてしまいます。
緊張する場面は人それぞれですが、仕事や人前で何かしなくてはいけない場面で感じることが多いのではないのでしょうか。
特に、初めての場所でバイトをする時は、一日中緊張してしまいますよね。
緊張で震えてしまうのはどのような原因があるのでしょうか。
対処法や緊張を抑えるツボをご紹介します。
バイトで緊張するとなぜ震える?
人の緊張は、自律神経が乱れて交感神経が強く働き、脳が興奮状態になっている状態です。
通常は、この交感神経と、リラックス状態を作り出す副交感神経がバランスよく働いて保っています。
いつも緊張しやすい人は、「失敗したらどうしよう」「上手くやらなければ」という思いが強いことが原因のようです。
緊張や不安で震えることがストレスになり、更に緊張や不安が募ってしまい、悪循環に陥ります。
また、過去にあまりよくない記憶があった場合にも、潜在意識の中で残っていて、緊張状態になってしまうこともあるようです。
緊張して交感神経が活発に働くと、心拍数が上がりますが、動物が臨戦態勢に入っている時と同じ状況なんだそうですよ。
昔からの名残が今でも残っていて、危機状態を体に教えてくれているんですね。
自律神経の働きなので生理現象のようなものですが、だからと言っても、過剰な反応が出てしまうと行動にも支障が出て困りますよね。
バイトで緊張して震えを抑える対処法
緊張している時、体の筋肉が固くなってしまっていることが多いです。
震えが出ている時は、震えている場所を予めほぐしておくと、過度に震えることを抑えることが予防できます。
一気に力を入れてから脱力すると、自然に筋肉が緩んでリラックス効果があるようです。
手の震えは、7~8割くらいの力で手を握って、こぶしを作ったまま3~5秒キープ後、力を抜きます。
足の震えの場合も、太ももに7~8割くらいの力を入れて、3~5秒キープ後、力を抜きます。
緊張している時は、前かがみの姿勢になっていることが多いようです。
そのままの体制でいると体が固まって、緊張状態が増してしまいます。
意識的に胸を張って、背筋を伸ばすといいでしょう。
呼吸が浅く早くなってしまっているので、その姿勢で深呼吸することも緊張を抑える対処法になりますよ。
緊張していることや震えを抑えようと意識すると、余計に症状が強く出てしまいます。
無理に落ち着こうとするのではなく、開き直ってしまうことも1つの対処法になるでしょう。
他の人に変に思われてしまうのではないかと心配に思ってしまうかもしれません。
ですが、緊張している人に対して、悪口を言う人は少ないのではないのでしょうか。
もし、そんな人がいるのなら、緊張する苦しみが分からないか、ほんとに性根が悪い人なんだと思います。
緊張して震えている事を伝えれば、温かく見守ってくれて、時には助け舟を出してくれるのではないでしょうか。
バイトで緊張して震えを抑えるツボ
緊張して震えた時に、押すと効果があると言われているツボがあります。
3つご紹介しますので、試してみてはいかがでしょうか。
・神門(しんもん)
手首の内側の横に走っているシワの上、小指側のくぼみ部分
心をコントロールして、緊張した心を落ち着ける効果があります。
・労宮(ろうきゅう)
手のひらの真ん中部分
緊張をほぐして、高ぶった心を落ち着かせてくれる効果があります。
・肩井(けんせい)
肩の一番高いところで肩の後方の根元、肩先の真ん中くらいの部分
揉みほぐしていくことで、緊張がほぐれていく効果があります。
緊張による震えがすぐに収まるわけではありませんが、だんだんと心が落ち着いていくのではないでしょうか。
ツボを押すと血行もよくなっていくので、気づいたときに押す癖をつけてもいいですね。
さいごに
緊張した状態は、まるで自分じゃないかのような不思議な感覚になりますよね。
日ごろの生活習慣や食生活でも、緊張しにくい体質を作ることが出来るようです。
良質な睡眠や、バランスの取れた食事が大切になります。
慣れれば緊張しなくなる場合もありますが、緊張状態が続く場合は社会不安障害という病気の疑いもあります。
日常生活に支障をきたすほどなら、心療内科に出向くこともオススメです。
それではまた(´∀`*)ノシ バイバイ
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