冷蔵庫が冷えにくくなると
「あら、故障かな?」
「そろそろ買い換え時?」
なんて考えてしまいますが、冷蔵庫が冷えないなんて
熱い季節には本当に困りますよね。
修理をしようとしても日数が掛かったり、新しく購入しても
配送で数日は届くまで掛かります。
暑い時期はすぐに食材が痛んだり冷えたビールを飲む事も出来ないなんて
どうしたら良いんでしょう。
今回はそんな猛暑に冷蔵庫が冷えにくくなる原因や応急処置などをご案内して行きます。
生活に関する色々をまとめてますヾ(≧▽≦*)o
猛暑だけ冷蔵庫が冷えにくくなる原因は?
冷蔵庫が冷える仕組みとしては気体冷媒と言われる物質を使いますが
コンプレッサーや凝縮器、膨張弁、蒸発器を通る事で冷蔵庫内を冷やしてくれます。
コンプレッサーで気化冷媒を圧縮、凝縮器で液化、膨張弁で沸点を下げ蒸発器で液体を気化させます。
気化冷媒は液体となりまた気化を繰り返す事で熱を奪い冷蔵内を冷やしているのです。
この気化冷媒を圧縮させるコンプレッサーからは熱が放出されており冷蔵庫内に
熱が入らないように背面や側面から熱を放出されるような作りになっています。
その為、熱が放出される背面や側面に適切なスペースがないとうまく熱の排出ができず
冷却サイクルが悪くなり冷蔵が冷えにくくなってしまいます。
また猛暑となると熱が部屋にこもりやすく冷蔵周辺も温度が高くなってしまいます。
特に冷蔵庫はキッチン周りに設置している事が多くコンロの熱や壁に挟まれ熱の逃げ道が
ない状況もあります。
その為、暑い時期、特に猛暑となると冷蔵庫が冷えにくくなってしまう原因なってしまうんですね。
冷蔵庫が冷えない時の応急処置
実際に冷蔵庫が冷えない場合はどうしたら良いのでしょう。
・直射日光が当たらないようにする。
冷蔵庫自体から熱を放出していますが太陽からに熱というのは無視出来ない物です。
直射日光が当たる事で冷蔵庫本体が熱され熱放射がうまく行えなくなってしまいます。
しかも冷蔵庫を開けた時に直射日光があたり冷蔵庫内部が冷えにくくなる原因ともなります。
・冷蔵庫上部、背面、側面に物を置かない。
良く冷蔵庫側面にチラシや学校のお知らせをマグネットで貼っているご家庭を目にしますが上部、背面、側面から熱放出がされている為、物や貼りものをしていると上手く熱を
放出する事ができなくなります。
チラシなどは冷蔵庫前面に移動し上には使わないお盆やミキサーなどを置かず(内が置いてた・・・Σ(゚Д゚))スペースを作っておきましょう。
・食材を多く詰め込まない。
食材をびっしりと詰め込んでしまうと冷却が上手く循環できず冷却効果が下がってしまいます。
また冷却効果がうまくいかない為、熱を発するコンプレッサーが過剰に駆動しより多くの
熱を発してしまいます。
・ドアの開閉は素早く行う
ドアを開ける事で冷えた空気が逃げてしまい冷蔵庫内に熱が入ってしまいます。
ドアを開ける時は一度、必要な物を頭の中で整理し冷蔵庫内の配置関係を
シミュレーションしてから素早く無駄なく取り出しを行いましょう。
・熱い食材は冷ましてから入れる。
冷蔵庫内に熱い物が入ると当然ですが冷蔵庫内に冷気が奪われてしまいます。
また熱い物をそのまま入れた事で他の食材が温められたり多くの電力を使ってしまいます。
暑い時の冷蔵庫が冷えない時の対処法は?
・直射日光があたるようであれば場所を移動するという対処もありますが
冷蔵庫となるとある程度、大きさや重さもある為、容易に移動をするのも難しいかと思います。
窓との位置関係により直射日光が冷蔵庫にあたるようであれば、スダレやカーテンなどで
直射日光を遮るというも効果的な対象法です。
・冷蔵庫の背面は壁側に設置している事がほとんどだと思います。
その為、熱を放出させる為のスペースといっても限界があります
定期的に冷蔵庫の背面や壁側の掃除をしましょう。
埃が溜まっていたり、チラシのゴミなどが裏に落ちていて熱放出の妨げをしている事もあります。
・冷蔵庫内も余裕のあるスペースを作り冷却効果を高める事も重要ですが
冷風口を食材で塞がないようしましょう。
また冷風口に霜が固まっている事があります。
霜が固まっていると当然ですが冷風口を塞いでしまいますので霜採りも定期的に行いましょう。
・電気屋などの専門家にお願いする。
一番確実な方法かと思います。
冷蔵庫の寿命というのは約10年程といわれています。
修理に必要な部品がメーカーで取り扱いがなくなった、や家族が増えたので
大きめの冷蔵庫に換えようなんていうのが買い替えの目安にはなりますが
冷えなくなった事自体が経年劣化という事もありえます。
どうしても分からない時に専門家にお願いしましょう。
さいごに
■猛暑だけ冷蔵庫が冷えにくくなる原因は?
・冷蔵庫が出す熱放出がうまくできないと冷却サイクルが悪くなってしまう。
■冷蔵庫が冷えない時の応急処置
・直射日光が当たらないようにする。
・冷蔵庫上部、背面、側面に物を置かない。
・食材を多く詰め込まない。
・ドアの開閉は素早く行う
・熱い食材は冷ましてから入れる。
■暑い時の冷蔵庫が冷えない時の対処法は?
・直射日光があたるようであれば場所を移動したりスダレやカーテンを直射日光を遮る。
・冷蔵庫の背面、側面、上部にはスペースを確保する。
・冷蔵庫内も余裕のあるスペースを作り冷却効果を高める事も重要。
・電気屋などの専門家にお願いする。
エアコンもそうですが冷蔵庫も冷やすという仕組みは
とても不思議ですよね。
特に暑い季節には活躍してもらいたいので日ごろからケアしながら
使っていきましょう。
参考になれば幸いです。
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